食神談義_第二話 山本益博✖️金本兼次郎

九十二歳の現役うなぎ職人・野田岩五代目店主、金本兼次郎が登場。
料理評論の泰斗・山本益博が引き出す「食の神々」の至言・直言を聴け!
和塾ONLINEだけの貴重な映像をお楽しみください。

金本兼次郎:昭和3年東京生まれ。東京・東麻布で江戸時代 寛政年間から続くうなぎの老舗「野田岩」の五代目店主。
幼少時より8人兄弟の長男として修行が始まり、三十歳で五代目を継承する。ちょうどその頃より天然うなぎの流通量が減り始め、野田岩の看板でもある「天然うなぎへの拘り」のために様々な取り組みをするも、いずれも失敗という苦い経験も味わう。伝統を継承するためには革新的な事に挑戦しなくてはと、海外や百貨店への出店、うなぎの真空パック販売など新たな取り組みで老舗の看板を守っている。

山本益博:昭和23年東京浅草生まれ。料理評論の泰斗でありまた落語研究家の顔も持つ。料理ガイドブック「東京・味のグランプリ」「グルマン」で日本の料理の世界に大きな影響を与える。「料理の鉄人」をはじめメディアへの出演も多く 80年代にはグルメブームの先駆け的存在として知られた。料理人の技巧を「仕事」と表現した先駆者でもある。2001年には、長年にわたるフランス料理を紹介する仕事が評価され、フランス政府より農事功労勲章シュヴァリエを授与された。ちなみに氏の大学の卒業論文のテーマは「桂文楽」。その論文は、あまりの出来の良さからそのまま『桂文楽の世界』として商業出版されている。他の著書は「オペラの旅へようこそ」「エル・ブリ 想像もつかない味」「大人の作法」「至福のすし・すきやばし次郎の職人芸術」「さよなら名人芸」など多数。