鳥羽屋里長

とばやりちょう

1936年東京生まれ。父は二代目芳村五郎治、母は杵屋榮和香。幼少から父や杵屋榮二、山田抄太郎等に師事。
1951年 杵屋栄之助に入門。新橋会館での長唄演奏会で「鞍馬山」の三味線を勤め初舞台。
1955年 二代目芳村伊千十郎を襲名。
1963年 歌舞伎座「羽根の禿」の出囃子の唄方を勤め歌舞伎の初舞台。
1964年 ハワイ歌舞伎公演に参加。
1966年 京都・南座の「廓文章」で初めて黒御簾の独吟を勤める。
1967年 明治百年記念ハワイ歌舞伎公演に参加。モントリオール万国博カナダ歌舞伎公演に参加。
1968年 新橋演舞場の「京鹿子娘道成寺」で初めて立唄を勤める。
1974年 七代目鳥羽屋宗家を継承、七代目鳥羽屋里長を襲名。
1979年 第一回リサイタル「長唄鳥羽屋里長の会」を開催。
1986年 若手歌舞伎南米公演に参加。
1987年 ソビエト歌舞伎公演に参加。
1990年 アメリカ歌舞伎公演に参加。

受賞歴
1979年 「長唄鳥羽屋里長の会」の成果により芸術祭優秀賞受賞。
1990年 アメリカ歌舞伎公演の成果によりオレゴン州ポートランド市名誉市民の称号を贈られる。
2002年 重要無形文化財保持者(個人指定)に認定。
2002年 第22回伝統文化ポーラ賞優秀賞受賞。
2006年 旭日小綬賞。