野村萬斎

のむらまんさい

1966年 東京都生まれ。
祖父・故六世野村万蔵及び父・野村万作(人間国宝)に師事。
3歳で初舞台。東京芸術大学音楽学部卒業。「狂言ござる乃座」主宰。

国内外で多数の狂言・能公演に参加、普及に貢献する一方、現代劇や映画・テレビドラマの主演、舞台『敦-山月記・名人伝-』『国盗人』など古典の技法を駆使した作品の演出、NHK『にほんごであそぼ』に出演するなど幅広く活躍。各分野で非凡さを発揮し、狂言の認知度向上に大きく貢献。現代に生きる狂言師として、あらゆる活動を通し狂言の在り方を問うている。
1994年に文化庁芸術家在外研修制度により渡英。
芸術祭新人賞、芸術選奨文部科学大臣新人賞、朝日舞台芸術賞、紀伊國屋演劇賞、芸術祭優秀賞等、受賞多数。
2018年、演出・主演舞台『子午線の祀り』で毎日芸術賞千田是也賞を受賞。作品は読売演劇大賞最優秀作品賞にも輝いた。
2002年より世田谷パブリックシアター芸術監督。東京オリンピック・パラリンピック競技大会(東京2020)組織委員会アドバイザー。
東京藝術大学客員教授。
2021年より石川県立音楽堂邦楽監督。

著作物
・萬斎でござる(朝日新聞社・朝日文庫)
・野村萬斎写真集(アシェット婦人画報社)
・狂言サイボーグ(日本経済新聞社・文春文庫)
・狂言三人三様 野村萬斎の巻(岩波書店)
・MANSAI◎解体新書」 朝日新聞出版(2008年)
・日本の伝統芸能は面白い「野村萬斎と狂言を観よう」(岩崎書店)
「What is 狂言?」改訂版 檜書店(2017年)など多数。