徳山浩明

とくやまひろあき

滋賀県湖北、余呉湖のほとりという場所ながら、数ヶ月先まで予約が入る料理宿「徳山鮓」の主人。
1960年 滋賀県生まれ。
京都調理師専門学校卒業後、京都の老舗料亭「河しげ」で修行。長浜市の旅館を経て、2004年に料理旅館「徳山」と料理屋「徳山鮓」を開業。開業のきっかけは、発酵学の権威である小泉武夫東京農大教授に出会ったこと。小泉教授から「近江の食文化を支える発酵食である熟鮓と余呉湖周辺の食材にこだわった店をつくってほしい」と言われ、発酵料理の魅力に開眼する。そして漁師であった父の作る味を原点に、近江伝統の食文化を受け継ぎながら、全く新しい熟鮓を完成させた。
2015年に農林水産省の「料理マスターズ」ブロンズ賞を受賞。日本の発酵料理界の第一人者として世界中の美食家から注目されている。