山井綱雄

やまいつなお

能楽 金春流シテ方
73年(昭和48年)横浜市出身。故梅村平史朗(シテ方金春流能楽師)の孫。金春流79世宗家・金春信高、80世宗家・金春安明に師事。5歳で初舞台。12歳で初シテ(主役)。以来、「乱(みだれ)」「石橋(しゃっきょう)」「道成寺(どうじょうじ)」等の秘曲を披く。1400年の歴史を持つ能楽最古の金春流宗家直門として全国各地の能公演・能楽講座に出演。98年、金春流若手能楽師の会「座・SQUARE」を結成。02年にはアメリカ・ロサンゼルス能公演、05年アメリカ・ニューオリンズ、ヒューストン能公演に参加し好評を得る。テレビ・ラジオ出演、新聞・雑誌掲載多数。また現代演劇出演や他ジャンルアーティストとのコラボレーション、「能舞エヴァンゲリオン」試演等、能の普及と可能性の探求を積極的に進めている。08年8月、イギリスでの世界最大の演劇祭「エジンバラ・フェスティバル・フリンジ」へ現代演劇役者として全期間参加。(11月に紀伊国屋サザンシアターで凱旋公演を行う。) 08年度 文化庁「本物の舞台芸術体験事業」委託を受け、関東圏の公立小中学校にて能公演を行い、普及に尽力。