中村義明

なかむらよしあき

1946年 数寄屋建築の名匠・中村外二の次男として京都に生まれる。1968年 立命館大学を卒業し、中村外二工務店に入店。親子であっても甘えの許されない職人の世界で厳しい修業を経て、現在二代目として中村外二工務店を率いる。
これまで手掛けたのは、京都迎賓館主賓室や伊勢神宮茶室、滋賀県信楽のミホミュージアムの庭園。伝統建築から京都の老舗旅館や個人住宅まで、その仕事は 国内外で数多く見ることができる。
主な施工に「大阪万博・日本庭園内茶室」「ニューヨーク・ロックフェラー邸」「松下幸之助邸・茶室」「伊勢神宮茶室」「東京国際空港旅客ターミナル江戸小路」などがある。
用と美の調和に視点をおき、時代に適応した茶室建築を手掛け、利休から続く侘び茶の精神を伝承する茶室空間を多数作り出したことが評価され、2010年には「茶道文化振興賞」を受賞した。