クルト厳蔵

くるとげんぞう

本名クルト・キュブリ。スイスのチューリヒ生まれる。1997年に高野山・無量光院(和歌山県高野町)の修行僧となり、得度して役僧として働くかたわら、高野山を訪れる外国人観光客用のテキストを作ったり、案内を引き受けたりしている。また、ラオスの貧しい農村出身の見習僧が学ぶ中・高校の教育を充実させたいと計画し、世界に資金援助を呼び掛けた。全国各地やスイスなど海外4カ国から計約30人の資金援助により、2009年にラオス北部の古都ルアンプラバンに校舎2棟(5教室分)を新築したほか、古い校舎1棟をコンピューター教室に改修し、インターネットも可能にした。