人形師、着物デザイン、舞台、映画等の衣裳デザイン、演出、脚本、アートディレクター等多岐に渡り活躍。1933年 旧満州錦州省朝陽に生まれる。終戦の1年前の1944年に広島市の横川に引き揚げ、半年ほど広島市内に住む。広島県三次市で終戦を迎える。22歳、母の死をきっかけに上京、前進座の河原崎国太郎氏の紹介で小道具制作の会社に就職、26歳で独立、幼い頃よりの趣味であった創作人形を一生の仕事と決意、1974年NHK総合テレビ「新八犬伝」の人形美術を担当、一躍注目を浴びる。その後数々の創作人形の発表、人形芝居の上演、舞台衣裳のデザインなど、精力的な活動は人形の世界にとどまらず、総合的なアーティストとして各方面より大きな注目を集めている。
関連著作
『辻村寿三郎―人形曼陀羅 (人間の記録)』(日本図書センター)
『寿三郎と作る小さな人形たち』(日本放送出版協会)
『寿三郎の愛しいぬいぐるみ メルヘンの世界』(日本放送出版協会)
『辻村ジュサブロー人形作品集』(文化出版局)
『兎夢』(美術出版社)
DVD
『NHK人形劇クロニクルシリーズVol.4 辻村ジュサブローの世界~新八犬伝~』(アミューズビデオ)