三隅治雄

みすみはるお

文学博士
芸能学会会長、財団法人民族芸術交流財団理事長、東京国立文化財研究所名誉研究員。國學院大學国文学科で折口信夫・西角井正慶に師事。東京国立文化財研究所芸能部長・実践女子大学教授などを歴任。広く国内外の伝統芸能の調査研究に従事し、とくに民俗芸能を伝承学的立場で研究し、独特の歴史的体系づけを行い、芸能学会会長、民俗芸能学会理事、民謡研究会会長としても学術・芸術振興に努めている。また、日本芸術文化振興会評議員、日本芸術文化興基金運営委員会委員。国立劇場おきなわ運営財団理事等に就任し、伝統芸能の保存・振興に尽力している。近年は伝統芸能の国際交流に積極的に関わり、一方、伝統芸能の再創造と舞台芸術の新展開を意図しての創作活動に取り組んでいる。芸術祭賞等受賞。紫綬褒章受章。

著書

『郷土芸能』(大同書院出版,1958)
『日本舞踊史の研究』(東京堂出版, 1968)
『原日本おきなわ』(第三文明社,1972)
『さすらい人の芸能史』(日本放送出版協会,1974)
『芸能史の民俗的研究』(東京堂出版,1976)
『民族の芸能』(河出書房新社, 1976)
『祭りと神々の世界』(日本放送出版協会,1979)
『民俗芸能の芸』(東京書籍,1987)
『日本の民謡と舞踊』(大阪書籍,1990)
『おどりの宇宙』(吉川弘文館,2002)