甲冑師 社団法人日本甲冑武具研究保存会専務理事
東京都板橋区在住。現在日本で数人しかいない甲冑職人の一人。大学生時代、デパートの展示会で甲冑と出会う。そこで甲冑に魅せられ、大学卒業後に甲冑師・森田朝二郎氏の下に弟子入り。31歳の若さで日本甲冑武具研究保存会から推薦甲冑師の指定を受ける。以降、全国の博物館などに奉納されている甲冑の修理や戦国当時の甲冑の完全復元制作などを手がけている。
略歴
1938年
愛知県豊橋市に生まれる
1962年
専修大学法学部法律学科卒業
1967年
日本甲冑武具研究保存会に入会(現在は同会常務理事)
1969年
日本甲冑武具研究保存会より推薦甲冑師の指定を授与
1975年
徳川家康が英国王ジェームズ1世に寄贈した甲冑(英国王立武器博物館所蔵)を修理
1979年
平安から江戸期に至る名品甲冑の復元品により個展開催
1985年
アメリカでの展覧会「日本の変り兜」の管理責任者として滞米
1986年
神奈川県寒川神社の依頼により伝武田信玄着用兜を復元製造
1989年
ユーロパリア’89日本祭の展覧会「変り兜と陣羽織」の管理責任者としてベルギーに滞在
1999年
(財)全日本剣道連盟の各大会 優勝トロフィーとして国宝の複製兜を制作/板橋区伝統工芸士に認定
2006年
岩手県立博物館の依頼により南部家の甲冑を修復
2007年
独立行政法人国際交流基金の国際展覧会用として室町時代の甲冑・兜を復元製造
2008年
板橋区無形文化財に認定