辻村寿三郎の人形噺と国立劇場での人形浄瑠璃文楽鑑賞

和塾によるこの特別な企画のはじまりは、紀尾井町の高級料亭「福田家」での特別会席のお食事から。希代の美食家・北大路魯山人ゆかりの名店の味をじっくりと。お食事の後は、いよいよの、NHK「新八犬伝」で一躍人気作家となった人形師・辻村寿三郎さんによる人形噺です。その後半は、寿三郎さんの一人遣いによる人形パフォーマンスも飛び出して、またとない貴重な体験ができましたね。目の前で動く寿三郎人形、本当に素敵でした。

雛飾りが見事な福田家を後にした参加者は、車で国立劇場へ。少し早めに楽屋口からご入場いただき、本番直前の楽屋・バックステージへ。その日も舞台に立つ人形遣いの吉田文司さん文哉さんの案内で、文楽人形のからくりや舞台装置、小道具、出演を待つ人形など、普段は見られない舞台裏をたっぷりとご覧いただきました。

福田家広間の雛飾り

文楽バックステージツアー

和塾の催事はどれもがみな「最高峰の和文化体験」。
他では体験できない素敵な時間をお約束しています。文楽鑑賞もただ劇場を訪れて舞台を見るだけでは、愉しさも深さも広さも全然足りない。せっかくの機会ですから、しっかりとたっぷりと日本の文化を楽しんでいただきたいと思うのです。今回の催事も、紀尾井町の高級料亭での和会席のお食事、舌鼓を打ちながらの楽しいおしゃべり、料亭の設えや器、最高峰の和のおもてなしを体感する、食後には辻村寿三郎さんのお話しとパフォーマンス、劇場へは少し早めに入って、バックステージを観覧、舞台で使われる人形や小道具を見て触れて、本番直前の出演者から解説まで聞いて、そしていよいよ劇場の特等席へ。そこで観る文楽は、ただ劇場へ足を運ぶだけの観劇とはまったく別の体験です。豊穣なる和文化の世界に遊ぶ、贅沢で貴重な体験です。
私たちが、みなさまにご提供する催事を「最高峰の和文化体験」と位置づける理由がそこにある。和塾だけの贅沢でまたとない時間。そこには価格を超えた価値があるのです。