夏の終わりに「彌十郎 歌舞伎話」

暑さもひと心地ついた八月最後の和塾お稽古会は、歌舞伎俳優の坂東彌十郎丈をお招きして、歌舞伎廻りのあれこれを聞く、題して「彌十郎 歌舞伎話」。

このお稽古会には、歌舞伎座の出番を終えられてすぐに顔を落として駆けつけて下さいました。
なので、今回は歌舞伎座三階の花篭でのお稽古会となりました。

歌舞伎界一の身長を誇る(?)彌十郎丈、大柄なので威圧感がある方かと思いきや、その素顔はとてもお優しいのです。

話も丁寧で分かり易く、とても紳士な方ですので、参加した女性陣はみんなウットリ。
歌舞伎の歴史から、ちょっとしたウンチクまで面白可笑しく話していただきました。
たとえば「今では、どんな役者も旦那と呼ばれたりしますが、本来は座元の役者しか旦那とは呼ばれませんでした。座元以外は親方と呼ばれます。」とか。

隈のとりかた、煙管の扱いかた、舞台の上での失敗談…等々。
あっという間に時間になってしまいました。