古都奈良の最高峰「国宝」巡りを開催

「奈良では軽々と時空を超えられる。
近代化や合理化が捨て去った大切なものが奈良にはたっぷりとある。」

今回の旅の案内人、元奈良国立博物館学芸部長・帝塚山大学教授の西山厚先生の言葉です。

202件もの「国宝」を有するこの地で、中でも選りすぐりの国宝を西山先生の案内で巡る本企画。東大寺〜興福寺〜薬師寺。専用車で国の「まほろば(=素晴らしい場所の意)」を進みながら、西山先生の名調子で歴史のこと、仏教のこと、人生のことを語り合いました。

明治の頃、フェノロサは「奈良に存在せる古物は、実に日本全国の宝なり。否、日本全国の宝のみならず、世界においてまた得べからざるの至宝なり」と述べています。正にその世界の宝である奈良の「国宝」を存分にご体感いただくことができました。

さらに、和塾ならではの特別な特別な機会として、約110年ぶりに解体修理が進められている国宝「薬師寺東塔」内部をご参加のみなさまだけにご覧いただきました。

西山先生のお話自体が奈良のお宝ともいえる、とっておきの大人の遠足でした。