『dancyu』5月号に東をどりの「松花堂」、掲載されました。【和塾の日本文化広報部】

和塾「日本文化広報部」便り
dancyu(プレジデント社)5月号に「東をどり」松花堂の広報を実施

食こそエンターテイメント誌「dancyu」5月号に新橋花柳界の松花堂を掲載いただきました。
第二特集、ユネスコ無形文化遺産に登録された「和食」をテーマにした「和食の学校」特集ページです。
日本の東、東京 新橋花柳界に所属している「東京吉兆」さんの松花堂の所縁に始まり、
東をどり限定「六料亭の松花堂」のご案内、花柳界の仕組みが掲載されています。

みなさんおなじみの「田」の字づくりの弁当、松花堂弁当
あちら、「吉兆」の創業者、湯木貞一翁の発明品だったこと、ご存知ですか?
和塾が広報のお手伝いをしている東をどり(今年は5月24日から開催)でももその所縁にちなんだ、
東をどりの限定商品「六料亭の松花堂」を販売しています。

東京吉兆の献立をあの手この手で、他の料亭さんが解釈。
例えば、「豆ご飯」という献立を吉兆さんが書いたところに、
ある料亭さんは「そら豆ご飯」、他の料亭さんは「赤飯」、別の料亭さんは「ピスタチオご飯」
と応えるような仕組みです。(あくまでも、例えば、です。)
毎年、詳細を決めず、緩やかに献立を立てる吉兆さん、
それを解釈し、お互いの暖簾や懐を探り合いながら作る街の料亭さんがた
普段からリスペクトし合っている花柳界の料亭さんだからできるこそのスペシャルな一品だと思うのです。

同一の献立から出来上がった、
東京吉兆・新喜楽・金田中・米村・松山・やま袮、の松花堂。
普段は有り得ない、コラボレーションが毎年5月の4日間だけ繰り広げられています。
嬉しいことに、一見さんも体験できるこのお弁当。

是非是非、みなさまに知っていただきたい!

和塾の思いも重なって、叶った掲載です。

そして、せっかくですから、食を入り口に「料亭」も知っていただきたい。
「花柳界ってどんなところ?」と、興味が向いても、
なかなか中をのぞけない、一見さんお断りの世界を
すこーしかいま見するため「金田中」さんにご協力をあおぎました。

各料亭の松花堂の写真の横には、それぞれの暖簾の紹介もございます。
書店で見かけたあかつきには、どうぞ、お手に取ってご覧ください。
日本文化、東京随一の花柳界の気配を、お汲み取りいただけることと存じます。