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『J PRIME02号』発行されました

和塾の理事長・田中康嗣が編集長を務める、知的で趣味の良い大人のための正統派総合誌『J PRIME』。02号が発行されました。 今号の表紙は、鋳金の人間国宝・大澤光民先生の「鋳ぐるみ」という手法でつくられた作品から。 巻頭連載の「日本の宝 日本を語る」では、京舞の人間国宝である井上八千代先生に、日本の美や伝統が息づき私たちを惹きつけてやまない古都・京都に根ざす美や芸術について教えていただきました。 特集では、芸術作品を守り残していくために、自分の手で「美術館をつくること」をご提案しました。 映画字幕翻訳界のレジェンド戸田奈津子さんには、昭和・平成の映画史を見つめてきた戸田さんの心に残る名作について語っていただきました。 その他、ピーター・マクミランさんによる『伊勢物語』のお話しや、山本益博さんによる「食」の連載では、フレンチの「ラ・コート・ドール」のお話しなど…、今号も豪華で読み応えのある内容がたくさん詰まっています。

LEONにて「モテる旦那養成講座」連載中です

「LEON」オフィシャルWebサイトは、月刊誌『LEON』から誕生した、モテる情報満載のウェブマガジン。このウェブマガジン内にて、和塾の理事長・田中がご案内する「モテる旦那養成講座」が連載中です。 モテる旦那養成講座とは?
いい大人になってお付き合いの幅も広がると、意外と和の素養が試される機会が多くなるものです。モテる男には和のたしなみも大切だと、最近ひしひし感じることが多いというLEON・石井編集長(46歳)が、最高峰の和文化体験を提供する「和塾」の理事長・田中のもと、モテる旦那を目指す連載です。 【vol.05】 心とカラダを整える、「禅」の魅力とは? https://www.leon.jp/lifestyle/18946 【vol.04】
芳名帳に自信をもって名前を書けるのが大人の男ってもんです!
https://www.leon.jp/peoples/13618 【vol.03】
お座敷遊びの定番「おまわりさん」を知っていますか? モテる「大人の料亭」入門【第3回】
https://www.leon.jp/lifestyle/13447 【vol.02】
芸者さんの踊りはスマホで撮ってもいいの? モテる「大人の料亭」入門【第2回】
https://www.leon.jp/lifestyle/13446 【vol.01】
芸者遊びって何をどうすりゃいいの? モテる「大人の料亭」入門
https://www.leon.jp/peoples/13445

和塾が取り組む支援事業〜談山神社・能舞台奉納プロジェクト

多武峰 談山神社(とうのみね たんざんじんじゃ)能舞台奉納プロジェクトにご支援を力を貸してください! 能楽の故郷に能舞台を贈るために。 奈良県の桜井駅から車で約30分、奈良多武峰の山頂に佇む談山神社。多武峰は、飛鳥時代に中大兄皇子(後の天智天皇)と中臣鎌足(のちの藤原鎌足)が、日本の歴史を大きく動かした大化改新について密談を交わした場所と言われています。このことから「談い(かたらい)山」と呼ばれ、これが「談山」神社の名の起こりとなっています。 以来、談山神社は藤原鎌足公へのあつい信仰を保ち、鎌足公を弔うために建立した十三重塔は談山神社のシンボルとなっています。現存する重要文化財の十三重塔は、室町時代に再建されたもの。木造の十三重塔としては日本唯一で世界最古です。 そして、この談山神社は、能楽を大成した観阿弥・世阿弥がかつてここで舞台に立っていたことから、世界で最も長い演劇生命と伝統を持つ世界無形文化遺産「能楽」の聖地といわれています。 毎春ここで、能楽界の重鎮が一堂に会する公演「談山能」が開催されます。けれど、そこには能舞台がない・・・。公演は仮設の簡易ステージで行われているのです。 この地には檜(ひのき)造りの能舞台が必要です。世界に誇るべき日本の舞台芸術の聖地に宮大工の手による檜の舞台を贈る、それがこの「談山神社・能舞台奉納プロジェクト」です。 能舞台制作をお願いするのは、山本吉治棟梁。桃山時代にこの奈良盆地に移り住み、神社仏閣の建築に携わってきた一族の九代目です。「大工はどれだけいい木を持つかが勝負」と、倉庫にはうなるほどの材木が蓄えられています。もちろん檜の板も。 「もしも多武峰の能舞台を手掛けられるなら、これほど光栄なことはありません。床にはこの板を敷いて、脇にはこちらを、と僕の頭の中ではもう設計図が出来上がっていますよ」
そう笑った山本さんが思い描くのは、祭礼や公演の現場で組み上げる、移動式の能舞台だといいます。背面に松図の鏡板は立てず、神社の自然を借景にする。 真白い檜の橋掛かりと、方形の舞台。 この舞台を現実のものとするために、あなたの援助を、今、求めています。 【談山神社に能舞台を奉納し、能楽の活性継承を応援しましょう】 ●談山神社・能舞台奉納プロジェクト参加方法 1口(100,000円)/3口(300,000円)/5口(500,000円)/10口(1,000,000円)/10口以上(任意口数)の いずれかご希望の口数にてお申し込みください。 ※皆さまからの申込口数が70口以上に達した時点で、本プロジェクトを実施します。 ※お申込された支援者の方には、プロジェクト実施決定後に、お支払いのご案内をさせていただきます。 ※本プロジェクトへのご支援は、寄付金控除の対象にはなりません。 ●支援金の使いみち(皆さまからの支援金は、下記の用途に充てさせていただきます) ①談山神社並びに山本工務店(いずれも奈良県桜井市)のご協力のもと、檜造りの能舞台 (舞台面のみ)をつくります。 ②奉納する能舞台は、公演に際して談山神社・蹴鞠の庭に設置します。 ③公演後の舞台は談山神社にて保管し、随時能楽公演等に貸し出します。 ④談山神社にご支援者のお名前を記した奉納額を設置します。 ●ご支援のお礼として 本プロジェクトをご支援いただいた皆さまには、お名前を記した奉納額を談山神社にお納めします。また本プロジェクト限定・談山神社御朱印や舞台制作の過程で出たヒノキ材の端切れで作った「芸事守」の木札、 談山能出演者のサイン入り記念品等、ご支援口数に応じて特典をご用意 します。

錦秋の古都ヘリクルーズを開催しました

秋くれて ふかき紅葉は山ひめの そめける色のかざりなりけり
藤原定家 万葉歌人や平安貴族をはじめ多くの日本人に愛でられてきた紅葉。なかでも古都京都の紅葉の美しさは格別。優美な社殿や趣のある古刹を雅に染める紅葉を求めて、国内外から多くの人々がどっと押し寄せます。秋の京都は、本当にどこに行っても人また人。紅葉を観に来たのか、人間観察にやって来たのか、微妙なところが多でございます…。 そこで、和塾は「空から」観ることに。チャーターしたヘリコプターに乗って、古都の錦秋を空から見下ろしていただきました。 伏見のヘリポートを飛び立った機は、嵐山・保津峡・金閣寺・清水寺・二条城・本願寺など京都の観光地を一巡。眼下に広がる京都の街のパノラマと紅葉を思う存分ご堪能いただきました。 そしてヘリクルーズの後は世界遺産・東寺へ。常は非公開の国宝五重塔や小川治兵衛が手がけた庭園の紅葉を案内つ きで特別拝観。 夕食は、京都市街と八坂の塔を正面に眺望し、今秋に新装開店する老舗料亭「京大和」で。 3000坪の庭園の紅葉を眺めながら、絶品京料理に舌鼓。天と地の両方からご堪能いただく京都の紅葉狩り。心ゆくまでお楽しみいただきました。

世界遺産・仁和寺の貸切拝観と御殿内での夕餉

夕風が心地良い秋の初め、皇室ゆかりの名刹「仁和寺」にて、通常では立ち入ることのできない観音堂の独占鑑賞や、夜空に荘厳に響く声明をご堪能いただきました。 仁和寺は、皇室ゆかりの名刹の中で最も格の高い門跡寺院のひとつ。出家した宇多天皇が住まわれ、その後も皇室出身者が代々門跡(住職)を務め、平安・鎌倉期を頂点として、明治維新まで門跡寺院の筆頭にありました。世界遺産にも指定されています。 今回は、6年間に及ぶ大規模修理を終えて落慶された観音堂を、この催事のためだけに特別貸切拝観させていただきました。もちろん仁和寺のお坊さんの詳しく分かりやすい解説つきです。そしてさらに特別なご許可をいただき、本尊の千手観音菩薩立像や二十八部衆立像など全三十三体に、ほんの目と鼻の先まで近づくことができました。間近で観る、大きくて躍動感にあふれた仏様は圧巻。通常非公開の観音堂内部の威厳と迫力に満ちた姿を、たっぷりと堪能いただけました。 仁和寺の御殿の中でも最も重要な建物「宸殿」には、精進料理の夕餉をご用意。部屋全体に金地が使われており、仁和寺の中でも一際豪華な雰囲気でした。 そして夜も深まった頃、密教儀礼の中で用いられる声楽である「声明」を鑑賞。蝋燭の灯りのなか響く、荘厳で重厚で美しい調べ。なんとも体が浄化されたような、そんな気持ちになれました。

片岡秀太郎丈・中村鴈治郎さんを招いて和塾初の「御園座芝居茶屋」開催

ただ歌舞伎を観るだけじゃない、ちょっと贅沢に、江戸期のお大尽たちのお楽しみをお届けする和塾の「芝居茶屋」企画。今回は名古屋御園座で初めて開催しました。 始まりは、観劇前の旨飯・旨酒から。尾張徳川藩の武家屋敷が立ち並ぶ、名古屋の街並み保存地区「白壁」にある名料亭「か茂免」の御座敷で季節の美味に舌鼓。名古屋財界の要人をもてなしてきた老舗で、気取りのない日本料理本来の美味しさと醍醐味をたっぷり堪能していただきました。 「か茂免」は、都心とは思えないほど閑静で風情があり、昔ながらの数寄屋造りの趣を今に伝える佇まいで、いたるところに気品が漂っていました。内庭は、日本の庭園史において近代を代表する作庭家「植治」こと七代目小川治兵衛による作庭だそうです。 お食事の後は、楽しい芝居噺を。お馴染みの古典芸能解説者・葛西聖司さんによるこの日の舞台の見どころ勘所解説を拝聴しました。 そしてお待ちかね、御園座「第五十回記念 吉例顔見世」にご出演中、今年7月に人間国宝に認定されたばかりの大御所で、東西の歌舞伎界でひっぱりだこの貴重な女形である片岡秀太郎丈を特別にお迎えして、人間国宝に選ばれたお祝いを。芝居のお話や楽屋での心温まるお話等を伺いました。 なんと今回はスペシャルゲストがもう1名。同じく「第五十回記念 吉例顔見世」にご出演中の中村鴈治郎丈も駆けつけてくださいました。芝居噺もさらに盛り上がります。 お話の終わりには秀太郎丈・鴈治郎丈・葛西先生と記念撮影。そして御園座へ移動し、先ほどまでお話を伺っていたお二人の笑いあり涙ありの熱演を心ゆくまでご堪能いただきました。

長良川鵜飼を鑑賞しました

岐阜県の長良川で毎年5月11日から10月15日の間に行われている古典漁法「鵜飼」。長良川の鵜飼は、日本で唯一、御料鵜飼として、皇室の保護のもとに今日まで伝承されており、1300年の歴史と伝統を誇ります。 皇室と鵜飼の関係は相当に古く、律令時代には鵜飼人(鵜匠)が宮廷直属の官吏として漁をしていた記録があります。その後、各地に拡がった鵜飼は諸大名などの庇護のもとで発展。長良川の鵜飼は尾張徳川家の保護を受けていました。徳川家康もたびたび岐阜を訪れ鵜飼を見物し、岐阜でつくらせた鮎鮨を江戸まで運ばせたといいます。 明治維新の後、一時鵜飼は消滅の危機に瀕しますが、明治23年時の岐阜県知事の要請を受けて、宮内省が鵜匠に職員の身分を与えるとともに、長良川に三か所の御料場を設置し引き続き御料鵜飼とすることを決定。これが今日の長良川鵜飼の基盤となっています。 現在、長良川の鵜匠は六人。その正式な職名を宮内庁式部職鵜匠といい代々世襲で親から子へとその技が受け継がれています。 今回はこの鵜飼を貸切船から鑑賞し、鵜舟六艘が鮎を追い込む「総がらみ」のクライマックスを目の前で体感していただく特別企画。 「総がらみ」は、6人の鵜匠が乗り込んだ6隻の鵜舟が川幅いっぱいに横隊になり 一斉に鮎を浅瀬に追い込んで巻き狩りする漁法です。「ホウホウ」とかけ声をかけながら鵜匠と鵜・鵜舟が一体となって鮎を追い込んでいきます。 暗闇に浮かび上がる炎の幻想的な風景と、鮎を追い込む迫力は圧巻でした。

『J PRIME 01号』発行されました

和塾が企画・編集を務める、富裕層顧客向け雑誌『J PRIME』の01号が発行されました。4月の00号に続き、今号も「正統・王道・本流・本格」を切り口に読み応え抜群の内容でお届けしています。 様々なジャンルの人間国宝の方々に取材をさせていただき、“国の宝から見た日本の姿”について掘り下げる巻頭連載「日本の宝 日本を語る」では、能楽囃子小鼓方人間国宝の大倉源次郎先生にご登場いただきました。 そして特集は「伝えたいこと 残したいもの」。三輪明宏氏、横尾忠則氏、加藤登紀子氏、筒井康隆氏という4名のレジェントに、流行に流れ去る物事ではなく、「伝え、つなげ、つづける」モノやコトの重要性を教えていただきました。 気鋭の茶人・木村宗慎氏には、通常茶席でのみ使われている数々の名工による茶盌が持つ、抹茶を入れるだけではない様々な可能性について気づかせていただきました。 『POPEYE』や『BRUTUS』などを創刊した伝説の名編集長・石川次郎氏には、インターネット時代だからこそ見える雑誌メディアについて語っていただきました。 「時代の料理屋物語」でご紹介したのは、洋食メニューの元祖である煉瓦亭。 「いきつけにしたい旅」では、聖ヤコブの眠る地をめざしてスペインを徒歩で横断する巡礼旅をご紹介しています。

漆の森プロジェクト〜ご支援ありがとうございます〜

日本文化を次代へと繋ぐ取組みの1つ「漆の森プロジェクト」。高品質な漆の生産で全国的に評価されている茨城県奥久慈に漆の森を育て、日本の漆文化を支援する和塾のファンディング企画です。(詳細はコチラ) お申込み締切り時点では、当初の目標額を達成することは叶いませんでしたが、関係各位のご協力ならびにご尽力を頂戴いたしまして、本プロジェクトを実施させていただける運びとなりました。ご賛同いただきました皆さまには、心より感謝申しあげます。 現在、ご支援に対するお礼の品の制作を進めております。また11月に「植樹会」を計画していますので、支援者の方々へは詳細が決定次第またご案内させていただきます。皆さまと共に実りあるプロジェクトとして、進めてまいりたいと願っております。こらからも、よろしくお願い申しあげます。

和塾「お座敷落語の会」柳家さん喬師匠

料理評論家であり落語評論家の泰斗でもある山本益博氏のご案内でおおくりする和塾恒例・お座敷落語の会。毎度満員御礼の大人気企画です。今回は、2017年に紫綬褒章を叙勲された当代きっての名人・柳家さん喬師匠を、10年連続ミシュランガイド二つ星の名店である愛宕の「精進料理 醍醐」にお招きして開催いたしました。 料理屋のお座敷に噺家を呼んで一席所望する〜かつては粋な旦那衆のお座敷遊びのひとつだったのですが、昨今はほとんど例がありません。そこで、ここはぜひ、みなさまに「旦那衆」を担っていただき、明治・大正の粋人たちのお遊びを復興させようではありませんか、という趣旨で始まった「お座敷落語の会」。今回で第八弾となりました。 日本舞踊藤間流の名取でもあるさん喬師匠の落語は実に上品。誇り高い武士の生きざまを描いた人情噺「柳田格之進」を披露してくださいました。お座敷落語らしく、息遣いも聞こえる至近距離で観る気迫に満ちた熱演に圧倒されました。 落語の後は、世界に知られる醍醐の精進料理会席をゆっくりとお召し上がりいただきました。とっておきの、秋立つ一日をお楽しみいただきました。

祇園祭・特別観覧室からの山鉾巡行鑑賞を開催しました

平安の昔より千百年余の伝統を有する「祇園祭」。7月の京都はこの神事一色に染まります。ほぼ1カ月に渡る祭りのクライマックスは「動く美術館」と称される山鉾の巡行。和塾では、この山鉾巡行を特等席でご覧いただく集いを毎年ご用意しています。 京の暑さをしのぎ、混雑する人並みを気にせず、優雅に贅沢に山鉾巡行をご覧いただけるよう、御池通りの老舗呉服店にご協力をいただき、その二階に特別貸切観覧席を設置。空調の効いたお部屋から、山鉾に乗るお囃子連中と同じ高さで、「コンチキチン」の音色もすぐ近くに聞こえる距離で、そして民俗学者・芸能史研究家である山路興造先生の解説つきで、ご鑑賞いただきました。 巡行鑑賞後は、もう1名の特別ゲストである市田ひろみさんをお招き。「祇園祭と京の夏」と題し、楽しくてためになるお話しを伺いました。 お話しの後は、京の夏の美食のお楽しみ。京料理・京会席の老舗、6年連続ミシュラン3ツ星の名店「下鴨 吉泉」へ。 夏の京都に和塾がご用意した特別な企画。悠久の日本美である山鉾巡業と名店の味を贅沢にたっぷりとお楽しみいただいた1日でした。

「江戸小紋」人間国宝・小宮康正先生を訪ねて

カジュアルからセミフォーマルまで様々な場面で着られることで人気の「江戸小紋」。そのルーツは、江戸時代に諸大名が着用した礼装である裃(かみしも)に施された定め柄。江戸時代になり戦のない平和な時代が訪れると、大名たちはお洒落を楽しむようになりましたが、一方、幕府からはぜいたく禁止令(奢侈禁止令)が出され、華美な服装は禁止されることに。そこで生み出されたのが、遠目には無地に見える細かな柄の小紋です。遠くからは色合いが楽しめ、近くでみると柄を楽しめる、江戸っ子ならではの粋なおしゃれです。そして、いかに微細な柄を掘り出して染め上げるか、職人たちの繊細で緻密な技は、限界への挑戦ともいえるほど高度で卓越したものとなりました。 和塾定例のお稽古は今回、この江戸小紋の人間国宝である小宮康正先生の工房を訪問。祖父の康助氏、父の康孝氏も人間国宝。「江戸小紋」という名称は、祖父の康助氏が人間国宝に認定されるときに、その他の小紋染めと区別するためにつけられたそうです。3世代100年にわたって受け継がれる貴重な匠の技を拝見しました。 ————————————————————— 日時:2019年7月2日(火) PM 7:30開塾 場所:小宮染色工場 講師:染色家・「江戸小紋」人間国宝 小宮康正 ————————————————————— 工房では、江戸小紋の作り方について詳しくレクチャーいただいたり、染めの工程において最も重要かつ最も難しい「型付け」の作業をじっくり拝見。型付けは、白生地の上に型紙を乗せ、その上からヘラで糊(防染糊)を置く作業。後の工程で全体に染料を塗ったときに、糊がついた部分は染まらず、その糊を洗い流すと糊の部分が白い模様となり江戸小紋が仕上がります。 型付けの際には、長さ約7mのモミの一枚板に、餅米で作った糊を何回か引いて乾かし、白生地を乗せる前に霧をかけて生地を張り型紙を置くそうです。型紙は濡れた状態で使います。型紙が乾くと柄の大きさが変わってしまうので、作業時は加湿器を使って室内を90%以上に保つことが必要。昼間光が強いときは、温度が上がらないようにシャッターを閉めて作業をする場合もあるとか。良い仕事をしているときは、工房の外から見ると開店休業状態に見えるかも!?とおっしゃっていました。 型付け作業で一番緊張するのは型と型の継ぎ目を合わせる型送りの時だそうです。そんな型送りを何度も繰り返しては正確に糊を生地に乗せていく…。高度な職人技が要求され、そしてようやく一反の長さに。 型紙を作る和紙・染める前の生地・糊・染料など、江戸小紋を作るためのたくさんの素材や道具の中には、現在では手に入らなくなってしまったものもあるそうです。そんなピンチを新しい発想と試行錯誤を重ねることで乗り越え、より良いものを作る。それが先代から受け継いだ伝統の継承だと思うとおっしゃっていた先生の言葉がとても印象的でした。小宮康正先生どうもありがとうございました。

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