長谷川 櫂

はせがわ かい

1954年生まれ。俳人、朝日新聞俳壇選者、季語と歳時記の会(きごさい)代表。東大法学部卒業後、読売新聞記者を経て俳句に専念。『古池に蛙は飛びこんだか』(花神社)、『「奥の細道」をよむ』(ちくま新書)、『和の思想』(中公新書)、『海の細道』(中央公論新社)などの著書がある。読売新聞に詩歌コラム「四季」を連載中。

1978年 読売新聞社入社。
1989年 飴山實に師事。飴山は結社を持っておらず、飴山の句にほれ込んだ長谷川が手紙を送って入門を乞い、以後毎月原稿用紙に句を書いて送り選をしてもらうという師弟関係を結んだ(『俳句の宇宙』)。
1990年 『俳句の宇宙』で第6回俳人協会評論賞、第12回サントリー学芸賞受賞。
1993年 「古志」創刊、主宰。
2000年 読売新聞社を退職し専業俳人となる。
2002年 第五句集『虚空』により第1回中村草田男賞、翌年に第54回読売文学賞を受賞。
2004年 読売新聞に詩歌コラム「四季」を連載。
2009年 「古志」主宰の定年制を表明し、2010年限りで主宰を退いた。後継の主宰には1980年生まれの若手大谷弘至を指名した。

俳句の宇宙 (花神社, 1989)
古池に蛙は飛びこんだか(花神社, 2005)
「奥の細道」をよむ (ちくま新書, 2007)
海と竪琴 (花神社, 2010)