第四十回「江戸糸操り人形」 講師:結城孫三郎先生

日時:2012年10月9日(火)19時開塾

会場:グランドプリンス新高輪「秀明」

講師:結城孫三郎(結城座 十二代目)

江戸時代より、約380年の歴史を受け継ぎ、伝統文化の「江戸糸あやつり人形」の歴史と公演に纏わるお話などを伺いました

「江戸糸あやつり人形」は、国の無形民俗文化財にも指定されています。また「江戸糸あやつり人形」は、江戸時代に生まれ育ち、幕府のお抱えとして、歌舞伎、文楽、と並び盛んだったそうです。

十二代目は、人形遣いの修行をしながら、技・芸を深める為に 歌舞伎・能・狂言・写し絵なども学ばれたとの事。

演目は、歌舞伎・文楽と同じ演目の古典物は勿論、シェイクスピアやフランス人作家の西洋物? までと、古典の継承と新しい分野への挑戦をされています。

海外のあやつり人形・マリオネットでは 棒状の「操作板」を使いますが、「江戸糸あやつり人形」では、板状になっています。操作板には、少なくても18本の糸が張ってあります。いつも張っている糸「きき糸」では、頭と肩を操作。緩んでいる糸「あそび糸」では、手足などを動かします。人形は古い物も使いますが、今でも新しい物を制作しているそうです。但し、着物に使う古布は、人形が小さく、合う柄の物がなかなか手に入り難いそうです。

台詞や音楽は明治まで、説教浄瑠璃だったそうですが、今は人形遣いが台詞を、音楽は演目により変わり、古典物では三味線などの「和もの」。西洋物の演目では、ギターなどを使ったりすると言うお話には驚きました

江戸時代からの「結城座」として、江戸糸あやつり人形の公演、古典の伝承、後継を育てるお忙しい十二代目です。

最後に

技術だけでは 職人

人形に 人の感情を入れるのが 人形遣い

との お話が 印象に残りました

希望者には、人形を操る体験もさせて頂きました。

文=齋藤宏子

 

 

 

 

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