くらま会鴉組の稽古を観ました



和塾では銀座に軒を連ねる名店の旦那衆の集まり「くらま会」のお世話をしています。その「くらま会」の次代の担い手である若旦那衆の面々(鴉組)が、来る9月26日に新橋演舞場の舞台に上がります。同じ舞台に立つ親父衆に負けじと、仕事のあとに集まって芸を磨いているのです。

今日はテレビ東京のカメラが稽古のようすを追います。その稽古場は、新橋演舞場近くにあり、我が国の料亭の最高峰と名高い「金田中」の大広間・松の間。夜8時過ぎ、ここに銀座の若旦那衆と若女将が続々と集まってきて稽古の始まり。とたんに大広間が賑やかになりました。

三味線の先生は常磐津兼太夫さん。人間国宝の常磐津英寿の次男です。教えを受けて演奏するのは「いせよし」の若女将と「壱番館洋服店」の若旦那。まずは三味線の音合わせから入りますが、やや難儀します。微妙な音感が試されるのでしょう。やがて音が揃ったところで端唄「奴さん」の口上、そして「さわぎ」へ。一回目が終わったところで兼太夫さんの講評。「だんだん声が小さくなってますよー」。しかし、二回目、三回目とすすむにつれ、皆の声が三台の三味線に負けないものに。やがて、この「金田中」の三代目、若旦那衆の仕切り役でもある岡副さんが加わりました。そして、幕の上がり下がりの動きやとるべき姿勢も確認して稽古は終了しました。

稽古中は足の痺れに耐えかねて膝立ち姿もちらほら。でも、総勢20名余りの若旦那衆の正面で聞き遂げた口上は圧巻のひと言でした。

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